写真が地元のおじさんが持ってきてくれた「芽出しじゃがいも」!!
え??こんなにじゃがいもから芽が出ちゃって、しかもお芋もしなびちゃってるし、
食べられるの??っていうのがもらったときの正直な感想。

「だまされたつもりで、使ってごらん」
「特に煮物には最高だよ」とおじさんに言われたのであります。

農家などの人たちは、いつも同じじゃがいもをたべるのでは飽きてしまうらしく、
いろんな方法を考えた上、
こういった芽をわざわざ出したじゃがいもを使ってみるという方法まで行き着くそう。

芽が出たじゃがいもは、普通のじゃがいもよりも数段「モチモチ感」があって
しかも煮崩れしないそうなのです!!

私は半信半疑で以下のメニューを作ってみることに・・・





「芽出しじゃがいもと大根と鳥手羽の甘辛煮」 

材料:大根1/2本 芽出しじゃがいも7〜8個、鳥手羽(先でも中でも元でも)10本くらい
(けっこう適当で大丈夫)

@じゃがいもはキレイに芽をとって皮をむく。大根は厚めの輪切りにし、面取りをして十字に隠し包丁を。

A大き目の鍋に昆布を敷き詰め、煮立つ寸前に取り出して、かわりに鰹節をたっぶり入れ、
煮立ったらすぐに火をとめ鰹節が沈んだらこす。(だしの出来上がり)

B別の平たい厚めの鍋に、鳥手羽、大根、じゃがいもをぎっしり敷き詰める。
(お持ちの鍋がとにかくぎっしりうまる量の材料を用意してくれればいいのです。)

CBの鍋にAで作っただしをちょうど材料がかぶるくらいまでのライン程入れ、
おちゃを飲む湯飲み(普通の大きさ)で
8文目の砂糖、8文目の酒、8文目のしょうゆ、を入れる。

Dアルミ箔にとこどどころ穴をあけて落し蓋をし、沸騰したら弱めの中火で液体が少なくなるまで煮込む。
(焦げ付かないように火から目を離さないでね。)

E全体に泡がぶくぶくしてきて照りがでてきたら出来上がり。


食べてびっくり。おもちみたい!!
普通のじゃがいもとは全然違って、モチモチ感がすごいんです

しかもあんなに煮込んでも煮崩れはほぼなし!
とてもふやけてたおいもとは思えないほど
食べごたえのあるお芋に変身していました。
きっとおでんなんかにも最適ですね。



もう1品つくってみました。



「芽出しじゃがいもとグリンピースのバター醤油炒め」

これはとってもシンプルな料理。朝食などにお勧めです。

@適量の芽出しじゃがいもを一口大にきって、レンジで8割ほど火を通しておく。

Aフライパンにオリーブオイルたっぶり、バター大さじ1程度を入れ、
溶けたら、レンジから出したお芋を炒める。

Bきつね色になってきたら、冷凍グリンピースを適量入れ、
さらにバターを大さじ1程度追加し、
コンソメ粉を少々、しおこしょう少々、
最後に鍋はだからしょうゆを一回し入れて全体にからめたら出来上がり!!


これもモチモチのお芋の感覚がとっても食べごたえがあって
おいしかったですよ。



農家の人の知恵ってすごいですね!!

みなさんも、もしじゃがいもの芽が出てしまい、お芋がふやけてしまっていても
捨ててしまうことはないですよ。
上手にお料理に使ってみてください。
とってもおいしいですから!


ちなみにこの時、もう一つ「コシアブラ」という山菜(?)をもらいました。
これです。


木になってるみたいなんだけど、
胃の調子をととのえてくれる葉っぱらしく、
その日のうちに天ぷらにしてお塩でいただきました。

胃の調子が良くなったかは不明ですが、独特の苦味と風味で
大人の味でした。


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